こんにちは、無添加泰平です。
最近、涼しくなってきましたね。日がさせばまだ暑い感じも致しますが、風はひんやりしています。
つまり、体を動かして遊びやすい季節になってきたということですね。LARPなどを嗜む私たちにはとても喜ばしいこと。私もこの季節を思う存分に楽しんでまいりたいと思います。
さて、今回紹介する武器は依頼武器!比較的最近制作した依頼武器を解説したいと思います。
無添加泰平が依頼を受けて作り上げた依頼主様のための世界に一つの武器!
依頼主様の武器への愛と無添加泰平の技術から生み出された素晴らしい作品を紹介いたします!
斧

こちらは6月ごろに制作した斧。約80センチ。豊田にあるラーメン万というラーメン屋の店主様よりご依頼いただいた作品。
実は久しぶりの依頼制作であった。コロナの影響でイベントもほぼなくなり、色々とやる気もなくってしまっていた時期があった。
このままではいかんと気合いを入れようとしたタイミングで頂いた依頼であった。
機能としては普通の斧だが、デザイン要望は私としてはなかなかの難易度があり、やる気を刺激されたのである。
デザイン面は普段はやらない技法を取り入れてでもカッコ良さを追求して制作した。自分でも納得のいく斧となった。
技術的にも制作への心構え的にもちょっとしたターニングポイントとなった名作である。
竜翼盾

竜の翼を模した盾。多分縦100センチくらい。結構大きい。
あるメーカーが作っている青い竜の盾、それと並べたいとの要望で色違いで反転させたデザインの盾を制作。諸事情により反転させていないものも制作したため、一対の翼の盾となった。
メーカー製のものと雰囲気が似ているため、メーカー製のものを塗り替えたものだと勘違いされる方がたまに現れるが、ちゃんと一から無添加泰平が作った。デザインや作りが結構違う。
実は無添加泰平はメーカーの青い盾の実物を見たことがなく画像だけで判断して制作した。後日並べて写真を撮るらしい。
並べてどう見えるのか、ドキドキである。
しかし、並べた時のことは置いておいて、単体としての作り込みはなかなかだし、依頼主様にも大変喜んでいただけた作品なので、とても素晴らしい作品である。
連結斧

こちらもラーメン万の店主様からの依頼武器。
柄の部分で連結できるようにして欲しいとの要望で合体機能を盛り込んだ。合体させると下のようになる。

また合体時にちゃんと二つの武器が並行に連結できるようにしたいとの話もあったため、今までの仕組みを見直した。結果的に、塩ビパイプと3Dプリンター製の部品を組み合わせることで実現。
難易度の高い内容であったが、おかげで連結ギミックのレベルが上がったのでとてもよい経験となった。依頼主様には感謝である。
またデザインは、金の獅子と銀の竜をイメージしている。二つの斧が対となる。
普段はあまり顔などの造形物を2500の柔らかいサンペルカで作ることはしないがご要望に応えるため挑戦させていただいた。
かなりの意欲作であり、傑作といえる出来となった素晴らしい斧である。
まとめ
依頼を受けて作る武器はどうだっただろうか?
自分で制作する時には、あまりしないデザインや機能になることが多く、依頼制作には常に挑戦がある。
そしてなにより依頼の詳細を聞く中で感じられる依頼者様のその武器への熱意が私の制作への気持ちを引き締める。
つまり依頼武器は普段とは違う制作条件から生み出される。だからどれもこれも傑作といえるものである。苦労して作り上げる故に私の思い出にも残る。
以上、無添加泰平の武器紹介15「素晴らしい依頼武器を紹介する回」でした。
前回の武器紹介はこちら!
造形のご依頼・ご相談はこちらから!