どうも無添加泰平です。

ちょくちょくブログを書いていくことにしました。今回が初回って感じです。

あまり、ブログ文化に馴染みがないものなので、何について書いていくか大分なやんだのですが、とりあえず今回は過去の話を持ってきました。造ラジでも話した内容ですが、文字にしておくことにしましょう。私の昔話の中では人気のある方のやつです。

「無添加泰平物語〜小学生泰平vs極悪高校生・前編」

秘密基地と不穏な影

皆さんは経験があるだろうか、自分達だけの秘密基地作りを。小6の時分の私は友人達と鬱蒼と木の生い茂る城跡の公園に秘密基地を作り、放課後の根城としていた。

毎日のようにチャンバラをしたりガラクタ集めたりして遊んだ。まるで自分達だけの国家のようであった。

そこでは自由を満喫できた。屋根を作ったり、自分達の剣や宝を集めたりしていた、ある日のことだった。

公園内には一応公園なので、ベンチがある。

その中に一つだけ屋根付きの立派なやつがある。多少立派ではあるものの、木々に囲まれているせいか普段はあまり利用されていない。しかしその日はなぜか誰かがいた。高校生だ。制服からして近くの私立の高校生。男女含めた5人程度。

こんなところに彼らは何をしにきたのだろうか。普通の高校生ならば木が多いくらいしか取り柄のない公園に用などない。

兎にも角にも、私と友人達は一先ず彼らを観察した。

おもむろに取り出されるライターと箱。彼らの中の一人がタバコを吸い出した。続けて他の高校生も吸った。

そして彼らは薄暗くなるまで、煙と談笑を楽しんでいった。彼らはこそこそと喫煙をするための場所をここに求めてやってきたのだ。

その日から我々の安息はおかされていくのだった。

はじまる抗争、荒らされた領土

彼らはちょくちょく公園に現れるようになった。いつのまにか我々の秘密基地が荒らされるようにもなった。

壁や屋根が剥がされ、色々なものに踏まれた形跡が見られるようになった。

自由と財産、領土を踏みにじられた我々は、このままでは秘密基地の存続も危ういと判断した。

そして我々は会議により彼らを追い出すことに決めた。秘密基地への不法侵入、器物破損、そして未成年喫煙。

それらの事実は小学生の我々が彼ら高校生を極悪と認定するには十分すぎた。公園が公共の場であり、我々の領土でないことは当時の我々にとって問題ではなかった。

ついでに今回は出てこないが、我々も結構良くないことをしていた。しかし小学生の我々にとって自分達は正義であった。

「無添加泰平物語〜小学生泰平vs極悪高校生

・後編」に続く