超アーマード無添加泰平ver.1

超アーマード無添加泰平

さて今回紹介するのは見ての通り「超アーマード無添加泰平」です。武器ではないですが、自作の装備品ということで今回は取り扱わさせていただきます。

頭部装備 再評価!?旧式ヘルム!

今作は今までの鎧作り、旧「アーマード無添加泰平」の集大成とも言える作品です。

まず注目していただきたいのは頭。

ヘルム装備の基礎に使われているのは、私が装備を作り始めた頃のものです。防御力や丈夫さ、フィット性などの観点では評価を得ながらも視野の狭さや装着の面倒さなどから長らく倉庫でねむっていました。

これ以降、現在に至るまでの頭部装備は比較的視野の広さと気楽さが重視されてきました。

しかし最近になり、サバゲや激しめのLARPなどへの適合を考えてアーマード無添加泰平を見直した時にこの旧型ヘルムの価値が再評価されたのです。

時は2020年、一部特性を殺しながらも視野などの弱点を大幅な改造により克服。

3年近い時を経て、最前線へと帰ってきた伝説!

それが超アーマード無添加泰平のヘルム!

胸が熱くなる、感動の展開と勝手に思っております。

特徴としましては、防御力。そして、前面のフェイスガードが取り外しのできる別パーツである点。またフェイスガードにはサバゲ用ゴーグルを無理矢理組み込んでおり、対弾性と視野を確保。サイズも自分にぴったりで製作されているので機動性も問題なく、全体的な性能が高くバランスの取れた物だと自負しております。

美学の具現化! 無骨の中の装飾美!

全体的なフォルムの話をすれば、全verと比べてマントなどがなくなったことにより、スリム感が出ている。戦士や騎士というよりも、どこかヒーローやサイボーグ的な機動力を感じさせる。

実際、動きやすさなどを向上させようとした結果ついてきたポイントとなるので、そういうもんかなと思う。まあ、それでも塗装のテイストは今までからの引き続きでアンティークアイアンな感じなので、ヒーローではなく戦士なんですがね。

では、ちょっとここで細部に目を向けてもらいたい。各パーツ、そして各パーツ上の装飾部分にだ。

従来の文様がベースになっているが、それに追加してレースの様な飾りが増えているのである。旧作のここまで見ている方がどのくらいいるだろう。覚えていない方からしたら、なんと言うことはない話だが、私としてはかなりのこだわりのポイントなのだ。

いつも作品としては無骨と評されがちな私。たしかに結果を見ればそうであろう。私は手癖というものが強く出やすいので、ある意味で特徴的な作品に仕上がるのだ。しかし、私自身には優美なものを愛するセンスがどこかにある。

結果はやはり無骨かもしれないが、その無骨を作り上げる要素の中に私の無骨では片付けて欲しくないセンスが隠れていることをこれを読む誰かには気付いて欲しいと願う。

ジレンマと開発スパイラル

なぜ、アーマード無添加泰平の開発は続くのだろう。

今回も新しく完成したとはいうものの、あくまで「超アーマード無添加泰平」のver.1なのである。つまり、きっと改良は終わらないと製作者自身がどこかで感じているということのあらわれなのである。

そもそも鎧を作る理由は単純だ、私が仰々しい鎧が好きだからだ。全身を包まれた時に無敵になれたかの様な感じがたまらないのだ。やはり、男は強くありたいのだろう。

しかし改良を止めることができない。

私がきっと自らを覆ってしまう硬い殻が嫌いだからだ。やはり、男は自由でなければ生きられないのだろう。

私の動きを阻害するものが好きでないのだ。鎧を着れば動きが鈍くなるのは当然である。いくら軽い素材で作ろうがカッコいいを追求してパーツを増やせば可動域は狭まるまたは制限を受ける。

動きやすさの工夫を入れても、着れば新たな動きにくさを感じて、そこを改良せねばならなくなる。

改良した結果、鎧が減ったり小さくなると、カッコよくしたくなって、鎧パーツが増える。

そしてまた動きやすさを改良する。

ゴールはどこにあるのだろう。

私は鎧が着たいけど、着たくないのだ。

私の作る鎧は私が真に着たいと思えるものが完成するのだろうか。まだ見えぬ完璧なアーマード無添加泰平を私は求め続けるのだ。

愚かな私の私自身への無謀な戦いはまだ終わらない。

超アーマード無添加泰平のその先へ

ついでの話をするとアーマード無添加泰平の開発は私が一人で行なっているので背中側をあまりよく見ることが出来ない。背中側に鎧を追加しても着付けもできぬ。

まるで某海賊漫画のサイボーグ。

愉快なことだ。背中側が多少間抜けでも、あまり気にしないで欲しい。

前回の武器紹介はこちら!第五回は盾や鞭など!