フィギュアをつくったり、プラモデルをつくったりしていると、同じものが欲しいな~とか複製してみたいな~、と思うことでしょう。

そんなときにシリコン型が必要になります。

ちなみにここでいうシリコンは、本来シリコーンと表記すべきところなのですが、この記事ではシリコンで統一します。

ということで、今回は、「シリコン型のつくり方」でございます。

準備するもの

最低限準備するものは、

①複製したいもの

 たいていガレージキットの原型とか、プラモのパーツとかですね。

今回はこのちょこモンの原型の型をとってみます。

②シリコンゴム

 各社から様々なもので出ていますが、初心者が扱いやすいのは、「Mr.シリコーン」や「ウェーブ・シリコーンゴム」ですね。ちなみに両者の中身は同じと聞いたことがあります。

③電子スケール

 キッチン用のものでOKですが、キッチンと併用しない方がいいです。また0.1g単位で量れるといいです。が、1g単位でも大丈夫です。

④型枠

 極端な話、厚紙などでもいいですが、専用のもので、「Mr.型取りブロック」や「キャスティングウォール」など便利なものもあります。

⑤油粘土

 どんな油粘土でも構いませんが、圧倒的にオススメは「ほいく粘土」です。圧倒的にオススメです。

⑥かき混ぜる棒

 割り箸でも、スプーンでもなんでも。

⑦シリコン用離型剤

 専用の「Mr.シリコーンバリア」がオススメですが、「リンレイブルーワックス」でもOK。シリコーンオイル(潤滑油みたいなやつ)でもいけます。

⑧紙コップかプラコップ

 プラコップだと繰り返し使えます。

⑨筆

 大小あると便利です。

です。

これに加えて、

⑩30mmくらいの太さの塩ビパイプ(50cmくらいの長さ)

 油粘土伸ばし用なので、ある程度の太さと長さがあればOK。

⑪彫塑用スパチュラ

複製したいものを油粘土に埋めるときにあるといいです。竹ベラなんかでもいけます。

があると便利です。

Let’s 型取り

まず油粘土を平らに伸ばし、型枠に合わせてカットします。

油粘土を伸ばすときは塩ビパイプを使うときれいに平らにできます。

次に、複製したいものを半分油粘土に埋めます。

埋めます。地味に結構大変な作業

このとき彫塑用スパチュラで隙間をきっちり埋めるとベストです。

丁寧さが結構大事な工程です。

そして埋めたものの周りと型枠の近くに、鉛筆の後ろ側などを軽く押し付けて、くぼみをつくります。

もうちょっと深くてもOK

この作業をしておくと、型がズレないためのキーができます。

シリコンを流す

次にいよいよシリコンが登場します。

紙コップなどにシリコンを入れます。

使用するシリコンの目安ですが、ざっくり型取りをしたい体積と同じくらい必要になります。

なので型の幅、奥行き、深さを測り、かけ算します。小学校で習った体積の求め方ですね。

もとめた体積をそのままgにすると、必要なシリコンの量(重さ)がわかります。

例えば、体積が100cm3なら、100gのシリコンが必要ということです。

周りにビニールなどを敷いたりするとよい

紙コップに入れたシリコンに付属の硬化剤を添加します。添加量はシリコンによりますので、使用するシリコンの説明書きを参考にしてください。ちなみに多少硬化剤の量が違っても硬化します。ただし硬化にかかる時間が変わります。

硬化剤を加えたら、よくかき混ぜます。紙コップの底や隅の方までよくかき混ぜます。

よくかき混ぜたら、シリコンを流します。

流し込むときは、空気が入らないように気をつけましょう。

そのために、最初に流し込むときは、かき混ぜ棒などで糸状にしたシリコンをまんべんなく垂らすようにします。

糸状に慎重に垂らします

一面がシリコンに覆われたら、残りは比較的どばっと流し込んでも大丈夫です。

どばーーーーーっと

シリコンを流し込んだら、シリコンが硬化するまで待ちます。

待ち。表面の気泡はあんまり気にしません

これで型が半分できたようなものです。

ちなみにシリコンの硬化時間はたいていパッケージなどに書いてありますが、気温によっても前後します。暑いと効果時間は速くなり、寒いと遅くなります。

シリコンが硬化したら

シリコンが硬化したら、型枠をひっくり返して、油粘土をはがします。

シリコンに油粘土が残っていたら、丁寧に取り除きます。

するとシリコンに複製したいものが半分埋まった状態になるはずです。

粘土を取るとこんな感じ

その状態にしたら、離型剤をシリコンに丁寧に塗ります。

複製したいものには極力、離型剤がつかないようにしましょう。

これはリンレイブルーワックスなので色付きで塗ったところが見やすい

まぁ、ついてもいいんですが、離型剤の厚み分、複製品が厚くなったり、細かいディテールが潰れたりしてしまうので、つかないようにした方がいいですね。

離型剤を塗ったら、もう半面のシリコンを流し込みます。

ここだけ複製しているものが違います。が、工程は同じです。

先程のシリコン流しと同様に、シリコンを量って、硬化剤をよくかき混ぜて流します。

先程と同様に、最初の方は空気が入らないように糸状にシリコンを垂らしていきます。

一層シリコンを流したら、どばっといってもOKです。

待ち

シリコンを流したら、再び硬化を待ちます。

ラストスパート

シリコンが硬化したら、型枠をはずし、シリコン型を半分に裂きます。

離型剤が効いているはずなので、スムースにいくはずですが、複製したいものがトゲトゲしていたり、複雑な表面だったりすると手間取ることがありますので、慎重に裂きます。

どちらかの型に複製したいものが残ったら、これも慎重にはずします。

一応型取り自体はこれで終了です。 次回、レジン流しの回で、湯道をつくったりしますので、今回はこれにて。