前回の記事 武器紹介3

さて、私の武器を今回も紹介します。製作の工夫や苦労の一端を今日もちらっと覗いてみましょう。

今回は芯材が塩ビパイプ製の武器達の回です。塩ビパイプの場合は多少重さやしなりが出やすいこともありますが、熱により曲げることができるので曲刀が表現できてしまうところがポイントです。

では早速、

デカい刀!

鞘付きだ!

あいも変わらず、武器にはあまり名前をつけてあげないので、とりあえずの呼び方をされている刀です。

サイズとしては120センチくらいありますので結果デカいのです。画像から見てわかる通り、切っ先に向かって反り返っております。刀と言ってもほぼ真っ直ぐなものもあるLARP武器の中で、反りがあることを強調した強めの反り。

実際に使って見ますと、反りが深いと相手に当たるタイミングが直刀と比べて、少しずれるので使いこなすには慣れがいりそう。また反りがあるので手首の回転だけで切っ先が大きく動きます。相手の剣をそらしたり、フェイントをかけたりなどできそうです。

直刀にないテクニカルな使い方を実感できるのがロマンですな。

ククリ!

こちらは伝統的ククリをモデルにした剣!

刀とは逆の方向に反りがあります。塩ビパイプあってこその表現です。

武器の歴史的にこの方向に反りのある剣は叩き切る系のものが多いです。たしかにこの剣を振ってみると叩き切る感じがよくわかります。その感じが手に伝わるということは、本来のその武器の振り方を知らずとも扱い方が直刀とはいくらか変わるでしょう。

雰囲気だけでなく、形を再現することは大事だなあと思わせてくれた剣です。

柳葉刀!

こちらも塩ビパイプ芯材の剣!中国の柳葉刀を模して作りました!

一見そんなに曲がってないですが、ちょびっとだけ刀身の芯材が曲げてあるのと、柄の芯材も曲げてあります。

やはり柄も曲げた芯材が入っていると持ち心地が変わります。持って、構えて楽しい1本です。

まとめ

今までは適当に目についたものを紹介していましたが、今回は曲げた塩ビパイプ芯材の武器に注目して紹介してまいりました。

もっと複雑に曲げた武器もあったりしますが、今回のものがわかりやすいと思うので取り上げています。

LARP武器はその性質上、表現に制限があり直刀がほとんどです。しかし、人類が生み出した武器というのは、本来すごく多種多様であります。

個人的に今回の曲がった武器の製作はそんな人類の武器の歴史に迫る行為で、曲がった武器で戦うことはそんな歴史を感じる行為だったのやもしれません。

挑戦や実験、研究とは非常に面白く、勉強になるものですな。

まあ、そんなところでまた次回。また私の武器の話を聞きにきてください。